今日もハッとしたことシリーズです。
シュタイナー教育を聞きかじって、
「ほら、ありがとうって言いなさい。」
と子供に促すことを意識的に避けていました。
それは、ただ形式的にありがとうと言うことにはあまり意味がなく、「本当に感謝の気持ちを伴うありがとう」こそ意味があるという教えです。
そうは言うものの、本当に促さなくて大丈夫かな?ありがとうが言える子に育つかな?と心のどこかで不安もありました。
ところが、
子どもたちは、ありがとう。ありがとう。
息をするかの如く、「ありがとう」を言ってくれます。どんな小さなことにも「ママありがとう。」と言ってくれます。
「え?そんなことで”ありがとう”って言ってくれるんだ。」と、私はハッとさせられます。「私はそこまで言えてないな…」
私の心配はとんだ空回りでした。
私より子供たちの方がずっと
”ありがとう使い”の上級者なのです。
小さなことの様ですが、「ありがとう」は周りの人を変えます。「ありがとう」と言われたら、心がポっと温かくなります。
「私も”ありがとう”をもっと言おう」と自然にそう変われました。
いつも私が疲れていると、
「ママ?」と声をかけてくれます。
私は疲れているから、イライラとした調子で
「何?」と答えます。
「大好き」と言われます。
ハッとして、ひどい返事をした自分を恥じます。
何をイライラしてたんだろうと我に帰り、
「ママも大好きだよ」と、しぼり出します。
愛情表現することに慣れていないから。今イライラしてたから。何故かわからないけどサラリと出てこないので、しぼり出します。
何度も何度もこれをやられます。
忘れた頃にやられます。
その度にハッとして恥ずかしくなる。
その繰り返しです。
恥ずかしいから、変わりたいです。
ホオポノポノをご存知ですか?
数年前に少しブームになっていたのでご存知の方もおられるかと思いますが、簡単に説明すると、
ありがとう
愛してます
ごめんなさい
許してください
この4つの言葉を口にしていれば幸せになれる、
というハワイの伝統的な問題解決方法です。
娘を見ていて、「君は歩くホオポノポノか?」と突っ込みたくなります。
そして、「この伝統的方法は確かだな。」と、ジーンと感じ入ります。
小さなことだけれど、ありがとう。ごめんね。大好き。という言葉は、
周りを変化させる力が、確かにあるように感じます。
変わることが出来た人は、そのまた周りの人たちを変えることが出来ます。
それって、どんどんどんどん広がっていくってことじゃないですか。やがては世界平和です。
私自身は「ありがとう」を十分言えていませんでした。「大好き」なんてこっぱずかしくて言ったことがありませんでした。「ごめんね」を言うのも未だ苦手です。
子どもたちが歩くホオポノポノなのは、前述の通り私は教えていませんから、残念ながら私の手柄ではありません。
周りを見渡してみても、どうやら今の子ども達の標準装備なようです。
そんな子どもたちがあちこちにいて、築いていく未来。明るいでしかないですね。
大人も頑張りたいと思います。